鹿児島市の中心部、賑やかな天文館からほど近い場所に位置する「照国神社(てるくにじんじゃ)」。
地元の方々から「総氏神様」として親しまれているこの神社は、一歩境内に足を踏み入れると、街の喧騒を忘れるような凛とした空気に包まれます。
今回は、実際に参拝して感じた境内の雰囲気や、島津斉彬公を祀る由緒、そして訪れる際に役立つアクセス情報などを詳しくご紹介します。
照国神社ってどんな神社?基本情報と歴史
島津斉彬公を祀る鹿児島市内最大級の神社
照国神社は、薩摩藩第11代藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)公を御祭神として祀っています。
斉彬公は幕末の動乱期に、西洋文化を積極的に取り入れ、日本初の洋式工場群「集成館」を築くなど、日本の近代化を力強く推し進めた名君です。
その優れた功績を称え、斉彬公の没後、天皇から「照国大明神」の神号を授かったことでこの神社が誕生しました。
幕末から現代へ続く歩み
- 創建: 元治元年(1864年)。斉彬公を慕う多くの人々の願いにより、この地に社殿が建立されました。
- 再建: 1945年の戦災により一度は社殿を焼失しましたが、1958年(昭和33年)に現在の堂々たる姿へと再建されました。
鹿児島の近代化を見守り、戦後の復興とともに歩んできた、まさに鹿児島の歴史の象徴ともいえる場所です。
照国神社のご利益とパワースポットポイント
商売繁盛・仕事運アップを願う人に人気の理由
斉彬公が、困難を恐れず新たな時代を切り拓いたことから、照国神社は商売繁盛や事業成功、仕事運上昇の神様として大変有名です。
仕事に行き詰まったときや、新しい挑戦を始めるときに参拝すると、斉彬公のような「前向きに進む力」を授けてもらえる気がします。
学業成就や縁結びのご利益も
教育に力を入れ、西郷隆盛や大久保利通など多くの人材を見出した斉彬公。
その知恵にあやかろうと、受験シーズンには多くの学生が学業成就を願って訪れます。
また、誠実なリーダーであったことから、良縁(人間関係の和)を結ぶ神様としても厚く信仰されています。
照国神社を実際に歩いて感じた境内の雰囲気レポ
圧巻の大鳥居と「鳳凰」の木
まず目に飛び込んでくるのは、高さ約20メートルの巨大な白い大鳥居です。
青空に映えるその姿は、見るだけで背筋が伸びるような迫力があります。
また、拝殿へと続く道で見逃せないのが、「斉鶴」と名付けられた、翼を広げた大きな鳥の形をした木は樹齢180年の保存樹で、とても見事でした!
斉彬公の銅像と静寂の空間
拝殿の右手奥には、威風堂々とした島津斉彬公の銅像が建っています。
街中にある神社ですが、平日だと木々に守られた境内は驚くほど静か。
都会の喧騒から離れて、じっくりと自分自身と向き合うことができます。
御朱印・授与品・お守り情報
- 御朱印: 拝殿右手にある授与所にていただけます(初穂料は現地でご確認ください)。「照国神社」と力強く書かれた御朱印は、旅の素晴らしい記念になります。
- お守り: 特に「商売繁盛守」や、斉彬公の知恵にあやかる「学業守」が人気。品のあるデザインで、贈り物としても喜ばれそうです。
- 受付時間: おおよそ9:00〜17:00(時期により変動あり)。
照国神社へのアクセス・駐車場・参拝のポイント
住所:〒892-0841 鹿児島県鹿児島市照国町19-35
電車・バスでの行き方
- 市電: 「天文館通」電停から徒歩約5分。
- バス: 観光レトロバス「カゴシマシティビュー」の「照国神社前」バス停が目の前にあり、観光の拠点として非常に便利です。
駐車場について
意外と知られていないのが、「鳥居をくぐって左側」にある参拝者専用の駐車場です。
堂々とそびえ立つ、印象的な大きな鳥居をくぐって左折すると、すぐに右手に無料駐車場の入り口があります。
鳥居をくぐって右折は、コインパーキング(有料駐車場)なので、無料駐車場が満車の時は利用すると良いでしょう。
照国神社参拝後に寄りたい周辺スポット
- 西郷隆盛銅像: 神社から徒歩約5分。鹿児島の象徴的なフォトスポットです。
- 城山公園(展望台): 神社横の遊歩道からもアクセス可能。桜島を望む絶景は必見です。
- 天文館エリア: 参拝後は天文館で「白熊(かき氷)」や郷土料理を楽しむのが、鹿児島観光の王道ルートです。

まとめ:鹿児島の「はじまり」を感じる場所
照国神社は、単なるパワースポットというだけでなく、幕末の熱い歴史と島の人々の誇りを感じられる場所でした。
観光客も常に多い場所なのですが、それも相まってとてもパワーのもらえる場所だと感じます。
平日の午前中だと比較的ゆっくりとできると思います。
商売繁盛や成功を願う方はもちろん、鹿児島の街を歩く際にふと心を落ち着かせたい方。
ぜひこの大きな鳥居をくぐり、斉彬公の清々しいパワーに触れてみてくださいね。

